週刊なるほど!消費税

消費税の経理処理 (5)

第261号 2008/3/10

★【先生】

税込経理と税抜経理では、計算される利益金額は同じになると説明しま

した。

☆【生徒】

そうでした。

★【先生】

しかし、減価償却資産を取得した場合には、税込経理と税抜経理では、

若干計算される利益金額が異なります。

☆【生徒】

は~ そうなんですか?

★【先生】

525万円(消費税込)の乗用車を購入したとします。

仕訳はどうなりますか?

☆【生徒】

はい、次のようになります。

<税込経理>

   車両運搬具 5,250,000  普通預金  5,250,000

<税抜経理>

   車両運搬具 5,000,000  普通預金  5,250,000

   仮払消費税  250,000

★【先生】

そのとおり。

よくできました。

ところで減価償却資産である車両運搬具を購入すると、決算で何が必

要になるか分かりますか?

☆【生徒】

ん~と 減価償却ですか?

★【先生】

そうです。

車両運搬具の価値減少分を費用で計上する手続である減価償却です

ね。

乗用車の耐用年数は6年で定率法の償却率は、0.417です。

初年度の減価償却費はいくらになりますか?(期首に乗用車を取得した

とします)

☆【生徒】

はい、次のようになります。

<税込経理>

  5,250,000円×0.417=2,189,250円

<税抜経理>

  5,000,000円×0.417=2,085,000円

★【先生】

税込経理の方が減価償却費が多くなりますね?

☆【生徒】

確かに。

消費税の分だけ、税込経理だと費用である減価償却費が多くなります。

したがって、利益金額も税込経理の方が少なくなります。

◆発行 アトラス総合事務所

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