アトラス総合事務所

アトラスNEWS

第142号 (2006年2月)

確定申告のホントとウソ

はじめに

毎年恒例の所得税の確定申告が始まりました。会計事務所にとっては、1年で最も忙しい時期となります。今年の確定申告は、個人事業者にとって、改正後の消費税法が初めて適用されるため、所得税の申告に加えて、消費税の申告がかなりの数増えます。3月に入ると税務署はごった返すことが予想されます。

今回は、我々プロから見た確定申告のホントとウソを解説します。

1. 3月15日に提出すると申告書が通りやすい

よくこのようなことを耳にしますが、そんなことはありません。ただ混んでいるだけです。申告書を税務署が収受したからといって、その申告を認めたわけではありません。後で必ず税務署内のチェックが入ります。

2.白色申告だと税務調査が入らない

これもよく耳にしますが、そんなことはありません。白色申告だと、きちっとした記帳が行われていないケースが多いため、取引規模が大きくなると、かえって調査対象として選定されやすいかもしれません。

3.税務署の相談窓口の人は税務署員?

確定申告期間中は、税理士が税務署にかなりの人数で応援に行っています。ですから、税務署で申告書の書き方の指導をしている人は、全てが税務署員ではなく、税理士も混じっています。税理士の方がやさしく指導してくれるかもしれません。

4.一般の相談窓口では資産税の質問ができない?

資産税とは、相続税と贈与税のことを言 います。私も、税理士会の確定申告の応援に行ったことがありますが、「資産税の質問には答えてはいけない」と言われました。ですから、これは本当です。資産税の相談は、税務署の資産税部門ですることになります。

5.還付申告は3月15日後でもOK?

確定申告の申告期限は3月15日です。申告をして税金を納税する場合は、1日でも遅れると無申告加算税というペナルティーが付きます。しかし、税金が戻ってくる還付申告ですと、3月15日を過ぎてもペナルティーが付くことはありません。そういう意味では、ホントです。

6.3月16日でもぎりぎり間に合う?

3月15日の午後11時59分59秒を過ぎても確定申告書を期限内に提出することができます。各税務署には敷地内にポストが設けられており、そのポストに投函することで申告することができるのです。3月16日の午前0時から、税務署の職員が朝ポストから書類を回収するまでの間に確定申告書をポストに投函すればOKです。どうしても間に合わない場合はこの手を使いましょう。

7.税金の分割払いができる

延納という手続(2回払い)以外に、税金を分割払いする制度はありません。しかし、税務署に行って相談すれば実際には対応してくれます。しかし、延滞金がかかります。

8.税金を負けてくれる

一切、負けてくれません。粘っても無駄です。

 アトラス総合事務所
ページのトップへ

通勤災害(保護対象が拡大されます)

1. はじめに

会社に行く途中、または会社から帰る途中に事故にあってケガをした場合、それは通勤災害となり「労災」の対象となります。このとき、治療の際には健康保険ではなく労災保険を使うことになります。しかし、通勤途中の事故であれば全て労災の対象となるわけではありません。

2.住居と就業の場所

通勤災害となるのは、家と会社間での移動中(出社途中又は退社途中)に事故にあった場合です。ここでの「家」とは会社に行くための拠点となる住居をいい、「会社」とは仕事を開始し終了する場所、つまり、就業の場所をいいます。

通勤災害

3.通勤途中でも、寄り道をしたら

出社途中や退社途中に寄り道をした場合、寄り道の種類(どのようなことをしたか)や程度によっては、通常の出社経路または退社経路を外れたことになります。このときにケガをしても通勤災害とならず、労災が適用になりません。

4.就業場所から就業場所への移動中は

従業員の中には2つの会社で働いている方もいることでしょう。まずA会社で働き、その後、B会社へ行って働く場合、「家→A会社」と「B会社→家」の移動中の事故のみ通勤災害の対象とされています。(下図の13のみが対象)

通勤災害

しかし、4月1日からA会社からB会社への移動間での事故も通勤災害の対象とされることになります。(上図13に加え2も対象となる

5.家から単身赴任先への移動中は

単身赴任をしていて、週末は実家へ戻って休みを取り、週が明ける前に赴任先住居へ戻る場合はどのような扱いとなるのでしょうか。

通勤災害

赴任先住居と赴任先間の移動は通勤災害の対象となります。(上図1)また、4月1日から赴任先住居と帰省先間の移動も通勤災害の対象となります。(上図2

アトラス総合事務所
ページのトップへ


アトラス総合事務所 〒150-0036 東京都渋谷区南平台町2-17 日交渋谷南平台ビル6階
プライバシーマーク認定制度のホームページへ
アトラス総合事務所のホームページへ  [代表者] 公認会計士・税理士・行政書士  井上 修
 www.cpainoue.com E-mail info@cpainoue.com TEL 03-3464-9333 

Copyright© 1998-2016 アトラス総合事務所. All rights reserved.
アトラス総合事務所
トップページ本文を印刷
事務所案内
業務案内
お役立ち!税務経営情報
人気メルマガ・コラム
無料セミナー・相談会
出版本
文字サイズ小(12px)文字サイズ標準(14px)文字サイズ大(18px)

プライバシーマーク認定制度
当事務所はプライバシー
 マークの認定業者です。

個人情報保護方針
個人情報の取扱について