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相続について

〔結婚してはいけないケース〕直系姻族同士

直系姻族同士は結婚出来ない

 結婚によって生じる親族を姻族といいます。
 例えば、夫からみた妻の父母や兄弟姉妹等がその代表例ですが、この他にいわゆる『継子(ままこ)』も姻族に該当します。

〔継子とは?〕

 継子とは、例えば、夫の妻が再婚者であり、その妻に前婚で生まれた子がある場合におけるその子を継子といいます。(又は、『連子』ともいいます)

 民法第735条においては、これらの姻族の内、直系の姻族との結婚を禁止しています。

〔直系〕

 直系とは、例えば『父母と子』や『祖父母と孫』といった『先祖とその子孫』の関係で繋がっている親族をいいます。

配偶者の継子(連子)とは結婚出来ない

 例えば、夫の妻が再婚者であり、その妻に継子があったとします。

 この場合、この継子は、夫から見ると直系姻族に該当します。

配偶者と離婚したら?

 上記の例の場合において、妻と離婚した場合、夫は元妻の継子と結婚出来るのでしょうか?

 答えは『結婚出来ない』です。

 確かに離婚すると、その元配偶者との姻族関係は終了します。(民法第728条①
 しかし、一旦直系姻族の関係が成立した継子とは、配偶者と離婚後においても結婚する事は出来ないのです。

 従って、夫だった者は、離婚した元妻の継子とは、永久に結婚出来ない事になります。

配偶者が死亡したら?

 では、上記の例の場合において、妻が死亡したときは、夫は妻の継子と結婚出来るのでしょうか?

 答えは『結婚出来ない』です。

 確かに自分の配偶者が死亡した場合において、姻族関係終了の届出書を市区町村の役場に提出すると、その死亡した配偶者側の親族との姻族関係は、終了します。(民法第728条②

 しかし、この場合においてもやはり一旦直系姻族の関係が成立した亡き妻の継子とは、結婚する事は出来ないのです。

継子が特別養子縁組をしたら?

 では、上記の例の場合において、妻の継子が特別養子縁組をしたときは、夫は、その継子と結婚する事が出来るのでしょうか?

 答えはここでも『結婚出来ない』です。

 確かに特別養子縁組をすると、その養子となった者とその実親との親族関係は終了します。(民法第817条の9

 上記の例で言えば、妻の継子が特別養子縁組をすると、その継子と実親である妻との親族関係は終了します。
 一見すると、継子と妻との親子関係は終了したのですから、妻の夫は、その継子だった者と結婚出来そうなものです。

 しかし、一旦直系姻族の関係が成立してしまうと、たとえ特別養子縁組により親子関係が終了したとしても結婚する事は、出来ないのです。

自分の子の元配偶者とは結婚出来ない

 例えば、自分に息子がいて、その息子が結婚したとします。

 この場合、その息子の妻からみると、自分は直系姻族に該当します。

子が離婚したら?

 上記の場合において、息子が離婚すると、息子の元妻からみると自分との姻族関係は終了します。(民法第728条①

 この場合、自分は、息子の元妻と結婚出来るのでしょうか?

 答えは『結婚出来ない』です。

 確かに自分の子が離婚すれば、その子の元配偶者と自分との姻族関係は終了します。

 しかし、一旦直系姻族の関係が成立した後は、その姻族関係が終了したとしてもその元直系姻族だった者とは、結婚する事は出来ないのです。

子が死亡したら?

 では、上記の例の場合において、息子が死亡したときは、自分は、亡き息子の妻と結婚出来るのでしょうか?

 答えは『結婚出来ない』です。

 確かに子が死亡し、その子の配偶者が、姻族関係終了の届出書を市区町村の役場に提出すると自分と亡き子の配偶者との姻族関係は終了します。(民法第728条②

 しかし、この場合においてもやはり、亡き子の配偶者だった者と自分とは結婚する事は出来ないのです。

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