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相続について

普通養子と特別養子_その違い

養子の種類

 
『養子」と一口にいってもこれには、『普通養子』と『特別養子』の2つの制度がある事をご存知でしたでしょうか?

 これら2つの制度には、手続き面や条件面等で多くの相違点があるのです。

 では、普通養子と特別養子の相違点について、以下簡単にみていく事としましょう。

成立

養子縁組が成立する為の手続き面では、下記の相違点があります。

普通養子の場合

養親となる者と養子となる者との合意に基づく届け出だけで成立します。

特別養子の場合

家庭裁判所の審判が必要です。

成立条件

 養子縁組が成立する為の条件面では、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 特に制約はありません。

特別養子の場合

 子供の利益の為に必要と認められるものであること。何よりも子供の利益が最優先される訳です。

試験養育期間

 養親となれるか否か?を試す為の試験期間については、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 養育試験期間は不要です。

特別養子の場合

 6ヶ月以上の養育試験期間を要します。つまり、特別養子縁組をしたいと思ってもこの養育試験期間を経なければならず、すぐには縁組出来ないという訳です。

実父母の意思

 父母の同意の有無については、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 養子となる者が満15歳未満の場合には、法定代理人の承諾、或いは、監護者の同意が必要です。

特別養子の場合

 原則として父母の同意が必要です。

養親となれる者

 養親となれる者の条件面では、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 20歳以上であれば養親となれます。また、単身者でも可能です。

特別養子の場合

 原則として25歳以上でなければならず、また、夫婦揃って養親となる必要があります。

養子となれる者

 養子となる者の条件としては、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 養親より年長者でない事及び養親の尊属でない事が要求されます。

特別養子の場合

 原則として6歳までとされます。

実親との関係

 養子となる者とその実親との関係については、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 実親との親子関係は継続し、親権のみが養親に移転します。

特別養子の場合

 実親との親子関係は断絶します。但し、近親婚の制限は断絶されずに残ります。

戸籍上の記載

 戸籍上の表記については、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 『養子』と明記されます。

特別養子の場合

 『長男』や『次女』といった具合に表記されます。つまり、一見して養子である事が分からないように表記される訳です。

離縁

 離縁の手続き面では、下記の相違点があります。

普通養子の場合

 当事者の合意があれば、原則としていつでも自由に離縁出来ます。
また、裁判による離縁も可能です。

特別養子の場合

 子の利益の為に必要な場合に限ってのみ裁判所の判断で決めます。

≪終わり≫

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