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「今回は、新たに創設された制度である『結婚・子育て資金の非課税措置』についてお話しするわね。」
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「あはは♪少佐にとって最も縁遠い『結婚』に関する話を自ら進んでするとは、中々自虐的ですな♪」
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「ほぉ〜・・・ゾウリムシにも劣る程のへなちょこなあなたが蟷螂の斧
が如く私にケンカを売ってくるとはね・・・。いいわ。その度胸に敬意を表してせめて苦しまないように絶命させてあげるわね。」
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「目がカマキリのように怖いよ・・?」
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「まあ、少佐の結婚は永久に無理でしょうけれど、その創設された制度というのは、どのような内容ですの?」
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「相変わらずさらっと憎たらしい事を言うわね・・・。」
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「この子の憎たらしさをいちいち気にしていたらキリが無いわよ。」
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「それもそうね。この制度は、祖父母から孫へ、或いは、両親から子供に対する資金の早期移転を通して、子供や孫の結婚・出産・育児を後押しし、結果的に経済の活性化を図る目的で
創設されたこれらに要する資金の一括贈与に係る非課税制度よ。」
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「なるほどね。結婚や子育てって何かとお金が要るからこれらが活況になれば、経済面でも好影響が期待出来そうね。」
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「これは、どういう人達が対象になりますの?」
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「満20歳以上50歳未満の受贈者が、その受贈者の両親や祖父母といった直系尊属からその受贈者の結婚資金や子育て資金に充当する為の資金を
贈与された場合に非課税の対象となるわ。」
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「へぇ〜。それは嬉しい話だね。それは幾らまで非課税になるのかな?」
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「非課税とされる金額は、子育て資金の場合には、受贈者1人毎に1,000万円まで、
結婚資金の場合には、受贈者1人毎に300万円までが非課税となるわ。」
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「それは有難いわね。結婚資金や子育て資金ってことだけれど、具体的にはどんな費用が該当するのかしら?」
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「そうね。例えば、結婚資金としては、挙式費用、新居の住居費、引越し費用といった費用が該当し、子育て資金としては、不妊治療費、
出産費用、産後ケア費用、子の治療費、子の保育費といった費用が該当するわよ。」
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「確かにこれらには、結構なお金が要りますものね。この非課税制度は何時から適用されますの?」
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「この非課税制度は、平成27年4月1日から平成31年3月31日までの間に贈与された結婚資金・子育て資金について適用されるわよ。」
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「この非課税制度を受ける為には、どういう手続きをすれば良いのかしら?」
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「この非課税制度を受ける為には、受贈者が、この非課税措置の適用に係る申告書を受贈者名義の口座がある金融機関に提出する必要があるの。そうすると、その提出を受けた金融機関から
受贈者の納税地の所轄税務署へ当該申告書が提出される仕組みになっているわ。」
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「なるほどね。ところで贈与された金銭等を受贈者がどのような使途に支出したのか?ってどうやって確認するのかしら?」
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「それはね、受贈者が結婚資金や子育て資金の支出を証する書類(領収書等)を金融機関に提出する方法により確認するのよ。
つまり、領収書等と引き換えに金銭等の払い出しを受けられるって訳。」
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「なるほど。受贈者の好き勝手には資金を引き出せない訳だね。でもさ、贈与された資金を直ぐに使い切れなかったらどうなるのかな?」
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「この非課税制度は、次のいずれかに該当する事となった場合には、その時点で契約終了となるのよ。」
- 受贈者が満50歳に達した場合
- 受贈者が死亡した場合
- 信託財産等の価額が零となった場合において終了の合意があったとき
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「へぇ〜。その時点で贈与された金銭等が残っていたらどうなりますの?」
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「もし、契約終了時点において、その口座に使い残しの残金がある場合には、その残金については贈与税が課税されるわ。
」
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「まあ!贈与税が課されるのだったら、きっちりと使い切った方がお得ですわね。」
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「まあそうね。ちなみに口座に係る契約途中において、贈与者が死亡した場合には、金銭等の拠出額から結婚・子育て資金として支出した金額を控除した残額が、その死亡した贈与者の相続財産に取り込まれる事になり、
受贈者がその死亡した贈与者から相続・遺贈により取得したものとみなされるのよ。」
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「なるほど。相続税にも影響してくるケースがあるんだね。」
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「そうよ。この場合、財産を取得した一親等の血族以外の者に対する2割加算は適用されないわ。」
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「私、1,000万円位だったら、あっという間に跡形もなく使い切る自信がありますわ。先ず手始めにあの新作バッグを買いますでしょ?それから海外旅行に行ってリッチな高級ホテルに泊まりますでしょ?
それと・・・そうそう!高級エステに行って更に女に磨きを掛けますわ♪」
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「だから使い途は、結婚や子育てに限定されているって言ってるでしょ?おバカさんね・・・」
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「確かに神楽なら3日もあれば、1,000万円位使い切ってしまうでしょうね。皆さんはちゃんと目的にあった使い方をしてね。
という訳で今回はここまで。ではまた次回!ばいばい!」
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