お昼が終わり、午後の調査開始です。
●税務署
「午後もよろしくお願いいたします」
「まず、元帳を見せてください」
▲納税者
「どうぞ」
●税務署
「ん~退職金が出ているから、従業員が退職したのですね?」
ドキ! 退職金に触れてきました。
▲納税者
「はい、2名退職しました」
●税務署
「退職所得の受給に関する申告書はとってありますか?」
▲納税者
「はい あります」
●税務署
「で、何で退職されたのですか?」
▲納税者
「寿退社です」
●税務署
「2名とも?」
▲納税者
「はい」
ここで話を調査官に振ります。
■会計事務所
「調査官は、お子さんは?」
●税務署
「娘が1人」
■会計事務所
「ご結婚は?」
●税務署
「いやー 相手がいるのかいないか分かりませんが、まだ独り者です」
■会計事務所
「そうですか・・・」
などと世間話をしていたら時間はどんどん経ち、夕方の4時半をもって調査終了。
退職金の問題も、決算賞与の問題も指摘されずに調査は終わりました。
■会計事務所
「社長、今回は例外ですよ」
「運がよかっただけです」
▲納税者
「分かっています」
「これからキチンとやります」
「すみません・・・」
「でも、あ~よかった!」
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