娘の次男が海釣りに行きたいというので、平日ですが船を仕立てて息子と孫の3名でアマダイを狙いに出船です。孫は小学校2年生なのではじめはほぼ付きっ切りで面倒を見ます。アマダイ釣りは、針2本にオキアミという3㎝くらいのエビを付けて釣るきれいな釣りです。竿を上下させてオキアミが生きているように見せかけてアマダイを誘います。するとコンコンというアマダイのあたりに竿を合わせると25センチくらいのアマダイが孫の竿で釣れました。エサは私がつけて「あとは自分でやってみな」と私も自分の竿で釣り始めます。
孫は呑み込みが早く、自分で合わせて合計5匹の釣果です。息子は7匹で、私は3匹の釣果でした。計15匹の大漁です。
アマダイは刺身もうまいのですが、鱗(うろこ)を付けたまま焼く松笠焼きという料理があります。アマダイの鱗に油をかけると鱗が逆立って松ぼっくりのようになるのでこの名がついたのです。でも私は、アマダイの繊細な身を普通に焼いて醤油を付けながら食べるのが一番好きです。他の魚とは違うとても上品な食感でお酒のお供には最高です。
娘から電話で、孫が妹に向かって「釣りなんて簡単だよ、お前だって釣れるから今度やってみな」と軽口を叩いていたそうです。これがきっかけで海釣りが趣味になると私の釣り友が増えて嬉しいのですが・・・またの誘いを心待ちにしております。
ゴルフで一緒になった方から「魚がお好きなら大分県臼杵市の山田屋でフグを是非食べてください」と言われ、後日電話で予約して大分に向かいます。始発で大分空港に着き、レンタカーを借りて臼杵カントリークラブへ。
妻と二人で回りましたが、楽しいゴルフができました。そして臼杵駅前のホテルにチェックインして、料亭山田屋臼杵本店に歩いて向かいます。このお店はグローブのケイコさんの実家とのことです。立派な中庭が目の前にある個室でのコース料理です。
まずはてっさ(ふぐ刺し)が出てきまして、東京では絶対に食べられない肝つきです。この肝をタレに付けててっさを食します。「ん~これはやばい」と思わず感嘆。そして肝の軍艦巻き、これもやばいです。
続いてフグのから揚げ、今まで食べたどこのふぐのから揚げよりおいしい。最後の雑炊、絶妙な塩加減と風味で絶品でした。これで私の長年の疑問である「なぜ命を懸けてまでフグを食べるのか?」に明確な解答が降りてきました。はるばる遠くまで来た甲斐があった大分の旅行でした。
美味しいタコが食べたくて、湘南の海へ出かけました。初めての船宿です。仕事を休んでの平日の釣行です。数年前までのタコ釣りは、テンヤにカニを結び付けて釣る手釣りでした。ところが今は、エギ(ルアー)を使って竿で釣るのが主流です。平日にもかかわらず11名の釣り人が乗船しています。年配の方は手釣りで、若者が竿で釣る様相です。
私の隣には30歳くらいの若者がいます。いろいろと世間話をしていると、「今日は実は仕事中で釣りに来ているんです」と、「あ~私も仕事を休んで来ているんですよ」と言うと、
「いや、今日はテレワークでして」と、「ということは、船でテレワークですか?」と聞くと、「そうなんです」と言ってノートパソコンを取り出しました。驚いて、「いつもそうされているのですか?」と聞くと、悪びれずに「そうです」とのことです。経営者としては、とても複雑な心境となりましたが、「これが現実か」とも思いました。
竿でのタコ釣りは、エギを常に動かすために竿を小刻みに上下する必要があります。とてもPCを膝に置きながら釣ることはできません。若者は、メールが入る度に竿をホルダーに固定してPC操作をしています。すると他の釣り人から「危ない!」の声が、若者の仕掛けが海底の何かに引っかかって竿がもう折れんばかりに弓なりになっています。PCの操作に夢中になっていた若者が慌てて糸を緩めて事なきを得ましたが、ホルダーから竿が外れたり、折れて飛んで来たら、隣にいた私にも危害を及ぼす事故になるところでした。ながらスマホもダメですが、ながらテレワークもダメですね。
若いうちの仕事は、それに打ち込むことで自分自身が成長する重要な時期だと思うのですが、これも古い考えなのですかね~。
私の釣果は、キロオーバーのタコを含む3杯で、夜は刺身とタコ焼きで美味しく戴きました。
テレビを見ていたら、重度知的障碍者施設のドキュメンタリーをやっていました。家族が世話をすることができない重度の知的障碍者を施設で24時間支援しています。笑顔で入所者に接しているスタッフの方には頭が下がる思いです。
このような施設には常に入所待ちの待機者がかなりいるということです。東京都で1,300人、首都圏近郊では4,000人を超える待機者がいます。テレビでやっていた施設でも待機者が100名以上いるということでした。
このような状況にもかかわらず、政府は2026年度までにこのような施設の入所者を5%以上削減するという目標を打ち出しました。その代わりにグループホームの利用者を増やすという計画です。グループホームで対応できないのは目に見えています。
テレビでは施設で空きができたので新たに一人の障碍者を受け入れることになりました。母親と二人暮らしの重度の知的障碍者で、母親が亡くなり施設で臨時に世話をしていた若者です。とても一人では生活できません。施設で預かるしか道がないのです。
重度の知的障碍者は、保育園の待機児童とは訳が違うのです。待機をしている障碍者の家族がどれほどの思いで生活しているのか想像できます。都内の保育園はほぼ待機児童がゼロになったわけですから、国は障碍者施設の待機者もゼロにするようにすべきです。国民の受けが良い政策ばかりにお金をかけるのではなく、本当に困っている人が安心して暮らせるような政策にもっとお金をかけてもらいたいものです。
タイガー・ジェット・シンを皆さんご存知でしょうか?
上田馬之助とタッグを組んで全盛期のアントニオ猪木と対戦したプロレスラーです。
このタイガー・ジェット・シンが旭日双光章という勲章を受けることが決まったということです。
2年前にプロレスラーのミル・マスカラスの叙勲に続き私としては驚きの出来事でした。
マスカラスは正統派のレスラーでいわゆるおりこうさんのスターです。一方でシンは流血必須の悪役で、いつも猪木を血祭りにして視聴者である私たちを恐怖におとしめていました。
この悪役レスラーが日本の勲章を貰うのですから驚きです。シンが現在、カナダで慈善団体を運営していることも受勲の一つかもしれませんが、お利口さん大好きの日本国家が思い切ったことをしたなと思います。シンは現在80歳、あげるならもっと早くあげろよと言いたいですね
私は、イカ刺しやイカの塩辛が大好きで、いつかはイカを釣りに行きたいと思っていました。ネットで調べると今の時期はマルイカ(剣先イカ)が釣れています。さっそく三浦半島の先端の松輪江奈漁港の船宿に予約を入れて車で向かいますが、漁港の周りにコンビニが見つからず昼食を買いそびれます。出だしからイヤな予感。
大きな船に7人ほどの釣り人を乗せて出船。YouTubeで勉強した釣法でひたすら仕掛を海に投入しますが、他の人は釣れているのに私は何も釣れず7時間やって納竿です。港に帰る途中、船の後方で釣りをしていた青年に「何杯釣れました?」と声をかけると「7杯です」と、「すごいね、私は目標3杯で意気込んで来たけど坊主(釣果ゼロのこと)でした」などと世間話。しばらくすると「もしよかったら3杯お持ちになりませんか?」と天使の囁き。ありがたく遠慮もせずに釣りたてのイカを頂戴し、家で美味しくいただきました。
世の中にはこんな親切な方がいるのだと思い幸せな気分になりました。後日、少しばかりのお礼をお送りしたところ、大変丁重な連絡をいただき、またまた幸せな気分に浸れました。本当にありがとうございました。
スポーツ新聞で2021年に亡くなったプロレスラーのストロング小林展があると知りました。子供のころ、プロレス団体は馬場の全日本、猪木の新日本、ラッシャー木村の国際と3団体ありました。ストロング小林は、国際プロレスのエースで地味なレスリングスタイルでしたが、誠実さがうかがえるレスラーでした。晩年はほぼ寝たきりとなり、青梅で妹さんに看病されて生活していました。ストロング金剛としてバラエティー番組にも引退後は出て活躍していましたね。
ストロング小林展は青梅市の西友河辺店で開催されるということで、車で向かいました。スーパーの西友にある小さな市民ホールでこじんまりと開催されていました。入り口で住所と氏名を書くと小林のポストカードをもらえました。展示物は写真が多かったですが、小林がアメリカのリングで着用していた田吾作スタイルのウエアは、汗臭いような強烈な匂いを放っていて、それが印象的でした。ジャイアント馬場やアントニオ猪木の展示会は、デパートなどで開催されていますが、一人の小林のファンがこのような展示会を手弁当で開催されたのは珍しいことです。入場無料でグッズ販売もなく、なんか飾らない性格のストロング小林に合った展示会だと思いました。ありがとうございました。
およそ34年前に7年間務めさせていただいた監査法人を退職しました。そこでは通常の監査業務とは別に新規株式公開の準備作業に担当として携わることができました。月次決算制度、原価計算精度、内部統制制度、社内規程の整備などの上場準備作業をクライアントの担当者と一緒に進めていきます。私も当時は血気盛んな会計士として時間を忘れて業務に没頭していました。祭日の早朝に妻が破水して急いで病院に送り届けて、以前からクライアントと約束していた原価計算の説明会にそのまま直行して打ち合わせをしていたほどです。説明会の帰りに父親に「どっちだった?」と電話で聞いて「双子の男だよ」と聞いたときは、すごく嬉しかったですね。
そんな感じで関与させていただいたクライアントの当時の経理担当の方から、「明日にでも先生の事務所に行って良いですか?」と突然電話があり翌日私の事務所に来ていただきました。会社はめでたく上場し、一人は役員になりもう一人は本部長として組織を上り詰めていました。お二人ともまじめにコツコツやられた成果だと思います。後日、3人で食事をしたのですが、昔話に花が咲き暖かくなったらゴルフをやることになりました。
当時は3人とも30歳くらいで、その後年賀状のやり取りだけでまさかおよそ34年ぶりに一緒にお酒を飲めるとは夢にも思いませんでしたが、長く生きているとこのようなお年玉もあるのだなとつくづく思いました。
「がんの消滅 天才医師が挑む光免疫療法」という本を読みました。オバマ大統領が一般教書演説で「健康な細胞を傷つけることなく、がん細胞だけを殺す治療法が開発されつつある」と取り上げました。その治療法が光免疫療法で、日本人である小林久隆が開発した治療法です。
光免疫療法とは、がん細胞にIR700という物質を結合させ、そこに近赤外線を照射すると、近赤外線のエネルギーでIR700が化学変化を起こして、結合していたがん細胞の細胞膜に無数の傷がつくことでがん細胞が破壊されるという仕組みです。がんの周りの正常細胞には一切傷をつけず、がん細胞だけをピンポイントでやっつけるとても身体に優しい画期的な治療法です。
楽天の三木谷さんは、父をがんで亡くしたところから、この治療法に早くから着目して、アメリカでの治験費用や研究費として個人で数百億円の資金をつぎ込みました。そして現在ではこの光免疫療法が頭頸部(顔面から首までの範囲)がんに対して保険適用されています。治療に使う薬剤は楽天メディカルが販売していて、楽天メディカルのホームページに治療が受けられる病院が紹介されています。
頭頸部以外の治療にも光免疫療法が保険適用されて使われることが早く来ることを願わずにはいられません。楽天モバイルで躓いて、「楽天危うし」などと揶揄する情報も目にしますが、人類が救われるような研究に多額の資金を出して応援している企業であることも知ってほしいですね。