週刊税務調査日記

パソコンを見せろ!調査 (4)

第338号 2009/5/1

税務調査官がパソコン内に入っている関係会社のデータを見せろと強硬に要求してきます。

●税務署

「税務署員には質問検査権があるわけですから、当然見せていただかないと困ります」

■会計事務所

「パソコンの中を調査官が見るということは、どのようなことかお分かりですか?」

●税務署

「・・・・」

■会計事務所

「机の中や、金庫の中や、書類棚を自由に見ることと同じですよ」

「通常の調査でそんなことまでやりますか?」

●税務署

「調査で必要ならやりますよ!」

■会計事務所

「何を言っているのですか、そんなことさせませんよ!」

●税務署

「我々も調査で必要なものですから見せてくれるようにお願いしているのです」

「見られたらまずいものなのですか?」

■会計事務所

「いいえ、調査権のない別会社の会計資料をお見せすることはできないということです」

●税務署

「わかりました」

「この件は署に持ち帰って上司と相談してみます」

■会計事務所

「そうしてください」

実地調査が終わって3週間後に調査官から電話がありました。

●税務署

「もう一度調査に伺います」

「都合のよい日を納税者と相談してお知らせください」

税務署は再調査を要求してきました。

かなりしつこいです・・・・

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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